旅行自体は、
楽しみでしかたなかったけど龍太郎と顔をあわせるのが嫌で、
朝から、
なんか変な気分だった。
「バス来たぞー、後ろのやつから乗れよ〜。ほら、早く乗れよ!」
「美玲、乗ろ」
「うん」
バスに乗り込むと、
ある女子が
「あれ、大也さんじゃない?」
と口にしたのを聞いて、外を見ると、
3年生は、休みのはずなのに、大也が立っていた。
「日向ちゃん!」
「日向、呼ばれてるよ?」
「えっ、どうしよう…
美玲〜」
「行ってきなよ。
たぶん、謝りに来たんだよ」
「着いてきてくれない?」
一緒に行ってあげたいのは山々だけど、
それじゃ、
日向の為にならないし、
第一、今は会いたくないし…。
「ごめん。一緒には行けない。でも、大丈夫だから、ほら、行ってきな」
「う、うん」
「ガンバ」
楽しみでしかたなかったけど龍太郎と顔をあわせるのが嫌で、
朝から、
なんか変な気分だった。
「バス来たぞー、後ろのやつから乗れよ〜。ほら、早く乗れよ!」
「美玲、乗ろ」
「うん」
バスに乗り込むと、
ある女子が
「あれ、大也さんじゃない?」
と口にしたのを聞いて、外を見ると、
3年生は、休みのはずなのに、大也が立っていた。
「日向ちゃん!」
「日向、呼ばれてるよ?」
「えっ、どうしよう…
美玲〜」
「行ってきなよ。
たぶん、謝りに来たんだよ」
「着いてきてくれない?」
一緒に行ってあげたいのは山々だけど、
それじゃ、
日向の為にならないし、
第一、今は会いたくないし…。
「ごめん。一緒には行けない。でも、大丈夫だから、ほら、行ってきな」
「う、うん」
「ガンバ」

