今日も私の一日が始まる。 はじめは軽い気持ちだった。 「おはよう。瑠香」 今日も知らない男の甘ったるい声で 私の一日が始まる。 瑠「・・・・・・・。」 男「無視するなよ。」 瑠「・・・・・・・・・。」 男「はぁ~。 出たよ。氷のお姫様。」 そう。 私は、ほとんど笑顔を見せないし 喋らない。 男と寝てるときも。 だから「氷のお姫様」っていう 名前がついた。 別に嫌だとか思わない。 自分でもそう思うし。