辺りもだいぶ 暗くなってきてしまった。 携帯を確認すると 既に夜の八時。 あたしの親は 心配なんてするわけないけど 甘夏の親はわかんないよな。 「甘夏、帰ろう?」 あたしがそういうと、 甘夏はあたしの腕を強く握った。