甘夏は拳が震える程 強く握り締めていた。 「ねぇ… そんなんじゃ、 『俺たちは悪いこと してない』なんて 言えないんだよ?」 髪を染めているのだって 自分の好きなことしてたって 世間から見放されるのは 当然じゃない。