say my name -キミノ スキナ ヒト-




「甘夏…?
もう、大丈夫だよ?」







すっかりあたりは
暗くなっていて、

あたしたちは人目につかない
路地裏にいた。





とりあえず建物の壁に
寄りかかって

荒れた息を整える。












「…なんか、ごめん。」