外見だけでなく 中までキレイな校舎を 校長室に向かってひたすら歩いた。 埃も落ちてなくて、 ヤンキー校特有の 落書きもなければ、 タバコの吸い殻もない。 …おかしい…。 「なぁに、あの子。」 見たこともない顔がいれば、 自然と目が行くのは 仕方のないこと。 でも、目立つのは好きじゃない。