say my name -キミノ スキナ ヒト-





金髪は窓から離れると、
あたしの方に歩み寄ってきた。




「ほら、笑って。」





目の前に来たと思ったら、
あたしの両頬をつまんで
真横に引っ張り出した。








「いひゃい…っ…!!」




「笑えよー」







あたしが抵抗しようと
試みても、全くかなわない。