「かわいいっ! けど、ダメだよ! お母さん帰って くるかもじゃん!」 「……うん。 ごめん、わがまま言って。」 「大丈夫! じゃあ、またね!」 帰り、太一の顔を思い出しては なぜかにやける始末。 すると、真っ黒の車が 横に止まった。 「美雨さん。 こいつっスか?」