「理由…? 好きだからじゃないの?」 「母の味とか、 よくいうじゃん? 俺、そーゆーの 食べたことなくて。 誰かが作った玉子焼き、 食べてみたくなってよ。」 やっぱり、なんだかんだ言って、 甘夏はあのお母さんが…。 あんなこと言っても、 やっぱり、血の繋がった 家族だし。