二年二組のクラスは、 扉の前にいてもわかるぐらい ザワザワしていた。 草凪先生は、 「呼んだら入ってきてね。」 と言うと、あたしを置いて 教室に入って行った。 「静かにー」 草凪先生が声をかけると、 クラスはより一層騒ぎ始めた。 「草っちゃーん!」