「壱佳はな、
相手がいとこだってわかってても
いつだって太一に
真っ直ぐだった。」














「だった…?」




















なんで過去形なの?





今は真っ直ぐじゃないの?





















「太一が血縁者って事実に怯えて
ひたすら壱佳を避けてたら、

壱佳は太一に想いを
ぶつけなくなった。」