授業をサボらされてまで 男に連れて来られたのは、 学校付近の公園だった。 「…てかさ、あんた 誰なのよ。」 黙りこくってる男に あたしは一番大切な ことを聞いた。 「…俺は、そら。 太一と壱佳の幼なじみ」 「幼なじみ?」 そらはベンチに腰掛けると 深くため息をついた。