─────甘夏は、 仕事に行ったのだろうか。 甘夏の家から帰ってきたあたしは、 そんなことをひたすら考えていた。 『親のお手伝いだよん♪』 朝、クラスの人が びっくりしていたとき、 確かにそう言った。 お手伝いって、やっぱり 仕事のことだよね。