say my name -キミノ スキナ ヒト-




「あんたはわかってない。

親がいることが
どんなに幸せなのか。」









「わかりたくもねーよ…」










フルフルと震えた甘夏を
あたしは涙を流し、
ぼやける視界で見つめた。










「親が生きていて、
家族が生きていて


そんなに幸せなことは
ないんだよ…!!!」