ゆっくりとドアが開かれた。

「え…」

そこにいたのは、今日図書館であった、スーツの男性。

男性は無表情のまま、ゆっくりと近づいてくる。

恐怖のあまり声もでない。

「亜美さん、それでは。」


男性の一言で、
亜美の瞼は急に重くなった。

そしてそのまま、亜美は眠りについた。