「ん…っ」
暖かい日差しで目が覚める。
…8時15分ーー。
いつもより遅い目覚め。
まだダルい体を起こしてリビングに向かう。
「う゛っ!!」
リビングに行く途中の廊下で誰かにぶつかった。
「いったいな~!誰よ!勝手にあたしのうちに上がってるの~!!」
そう言いながら顔を上げた瞬間に
ービシッ!
「いった~(;ω;`)」
「おはよ」
ー!!!!!
その声で完璧目が覚めた。
そうだお兄ちゃん来てたんだ…。
恥ずかしー…。
「朝ご飯用意してあるから食べれば」
「あ、うん」
「今日大学行くの?」
「うん」
「そっ」
それだけ言うと、お兄ちゃんは洗濯カゴを持って行ってしまった。

