‡キス魔な彼氏‡




「え…誰って…」



あまりに先輩が近くて喋れない。



喋ったらあたしの息が先輩にかかる。




「先輩っ…!」



お願いだからどいて欲しい!!





「あー、まあいいや。はいコレ」



そう言って先輩はあたしに何かが入っている白いビニール袋をあたしに渡した。




ちょっと先輩の苛立った顔とため息。




先輩は自分の部屋に戻ってった。









何で切なくなるの?



あたしの胸おかしいよ。



さっきの先輩の顔が頭から離れない。