「あ、お前寝てたの?」 お兄ちゃんは乱れたベットを指差して言った。 「あ…うん。ちょっと風邪ひいて…」 「マジかょ。寝てなくていいのか?」 「あ、うん!先ぱ…」 ーハッ! 「せんぱ…?」 ややややばい!! 「せ…千羽鶴のことを考えてたら良くなったの!」 まさしく意味不明… 「お前大丈夫…?」 「いや…ちょっとヤバいかも」 「…だな」 納得のご様子のお兄ちゃん。 「じゃあ俺メシ作ろうか?」 え? 「もう6時だし…」 「6時!?」 「お前いちいち反応がデカいよ。ホント大丈夫かよ」