まだ頭がよく回転しないけど、あたしの前にいるのはお兄ちゃんだということは分かる。 「え?え?え?いきなりどーしたの?お兄ちゃん…」 「まぁ、とにかくあがらせて?これ思いし」 そう言ってお兄ちゃんが指さしたのは大きなダンボール。 お兄ちゃんはそれを軽く腰を曲げながら重そうに持っている。 「あ、ごめんね?気づかなくて!入って!」 「おぅ…わりぃ」 ってこの部屋汚くない!? 食べた物多分そのままだし…! そう思ってあたしは急いで自分の寝ていたところに行った。