一瞬あたしの意外な言葉にビックリする先輩。 そりゃあ…普通ここはお礼を言うところですからね…。 「ふ…(笑)俺手の皮厚いから」 そう言った先輩の手を見る。 …厚いのかな? なんか大きいのしか分かんない… 首を傾げてるあたしに先輩はいきなり 「ほらっ!」 ー!?!? 「あ……っ」 先輩はあたしの手に自分の手を重ねてきた。 「分かる?牧野…」 え… 「大きい…」 「牧野手ぇ小さすぎー」 「は!?先輩が大きすすすぎなんですょっ!」 あまりにも心臓がうるさくて口が上手く回らなかった。