『12月27日

カツオ10本つる。

1月27日

外国船を発見。応答なし。雨が降るとオケに雨水をため、これを飲料水とした。

2月17日

いよいよ食料少なし。

3月6日

魚一匹もとれず。食料はひとつのこらず底をついた。恐ろしい飢えと死神がじょじょにやってきた。

3月7日

最初の犠牲者がでた。機関長・浜下尚重は、「ひとめ見たい…日本の土を一足ふみたい」とうめきながら死んでいった。全員で水葬にする。