断末魔の悲鳴と共に、炎に包まれるこより。

「もう終わりだ…」

激しく呼吸を乱しながら、猛流は床に這いつくばる。

「…安らかな死が…お前を嫉妬から解放してくれる…もう…嫉妬に狂う必要はないんだ…」

そのまま、疲労と苦痛から気を失う猛流。







そんな彼を労わるかのように、人面疽の痛みは急速に和らぎつつあった…。