「あーっもう。俺が勝手に誘ったんだから余計な詮索すんな。真由もさっさと授業行けよ」




「えーっ授業より椎名弄るほうが楽しそう。篠原さん、こいつ意外と頭ん中ムッツリだから気をつけてね」




「うっせぇー。早く行けよ」




はいはい。なんて手をヒラヒラして真由が去った。


やっぱり。お前が怖いのって俺と仲がいい女子ばっかりなんだろ。


真由とあいつらは特によく話すから。



でもそれって篠原も俺のこと?なんて都合いい解釈をしてしまう俺も相当参ってんな。




「あのさ、もしかしてあいつらに何かされた?なんかちょっと怖いのかなって思って。怯えてるように見えたから」