あのあと2時限目、3時限目…と、
今日の授業も終わり
みんな部活へ行ってしまった。

私は部活がない、ということで
「黄瀬、プリントまとめておいてくれ」
そう先生に言われた…。

何で私がやんなきゃいけないの!
と思いながら渋々プリントをまとめてる。
嫌々やってるなかで少しラッキーな事がある。

窓の外で、須永が部活をやっているのが見れるから。
見てるだけで顔がニヤけちゃう。
うーん、我ながら気持ち悪いとは思うけど誰もいないしいいよね…!!

ってあれ?
須永どこだろ…どこを見ても校庭に見当たらない。



ガラッ…――――


ドアの開いた方を見ると…
さっきまで私が見つめていた須永が…
な、、なんで!?部活じゃないの!?

そう考えてるうちに私の前の席に
須永が座りにきた。

「ははっ、黄瀬じゃん。なにしてんの?」
「せ、先生に頼まれて…プリントを…」
「へー」


「おい須永ぁあ!?どこだよー!」
と、廊下で同じ部活の人であろう人が呼んでいる。

「そ、そういえば部活じゃないの?」
と、頑張って自分から話題を振ってみた。

「あぁ、顧問いねぇしめんどいからちょっと校舎ん中で遊ぼーかなって」
と、笑顔で言った。
「あいつらきたらかくまってよ」

も、、もちろんんん!!

「いいよ」


ガラッ…―――――

と、須永と仲がいい佐田がはいってきた
「おっ、と…黄瀬がいるってことはー…」
「やっぱり!お前なにしてんだっ!」

「ぅげっ!!」
「こんにゃろー!!」
と、2人で出ていってしまった。

なんだか緊張感がとけたようななんていうか…
髪型とか変じゃなかったかな…
鏡を出して見てみると
髪型以前に顔が真っ赤だということに気づいた。
へ!?いつからだろ…恥ずかし…。

私は作業が終わり、下校した――。