………………寝てる。 ガン寝してる。 「万由子さぁん、お夕飯は何かしらぁ?」 久しぶりに見た陽があまりにも無防備で、困惑していると、聞き慣れた声が聞こえた。 「あら、聖くん…」 一段低くなった声色から、過去の約束を思いかえす。 「約束は守ります。」 「…………ありがとう。ゆっくりしていってね。」 彼女はそれだけ言って、降りてきたばかりの階段を、またのぼっていった。 「……守りますよ。陽のために。」