小さい頃に見た『悪夢』。 悪夢は単なる夢にすぎない。 でも、両親、兄、愛犬のショコラを失い、左足に大怪我を負ったあの夢は、何度見てもリアリティーに満ちていて、現実と区別がつかない。 それでも夢は夢。 だって、私にはお母さんもお父さんもいる。 お兄ちゃんだって、大学の為に家を出たけど、生きている。 ショコラだってもう、お母さんになった。 その事実が、あの夢は夢でしかないことを証明してる。