外からは通学する子ども達の声が聞こえる。


―そうか、今日から私、学校行けないんだ…。


事件が解決しない限り、学校どころか外にも出られない。


怖くなる。
寂しくなる。


でも泣いてはいられない。


私はグッと体に力を入れると、新たな情報がないかテーブルの上の新聞を調べ始めた。