日曜日。夏祭りの時間に近づいて来ました。私は浴衣に着替えて先輩方がくるのを遥と共に待っていました。遥も私も同じく浴衣姿でした。凄く似合っています。
「あ、いたいたー。おーい。」
先輩が来た様です。先輩は私服のようです。先輩らしく爽やかさを出したTシャツでした。先輩の後ろにいる目つきの悪い人は誰なんでしょう?凄く怖いです。
先輩が私の視線に気づいたのか紹介してくれました。
「ああ、彼は俺の友達の大塚雷喜(おおつか らいき)って言うんだ。目つきが悪いけど優しい奴だから気にしないで。」
「その言い分非道くね。…とまぁ自己紹介の通りだ。ヨロシク。」
「文月彩乃です。よろしくお願いします。」
「高杉遥です。よ、よろしくお願いします。」
遥は緊張してるみたいです。