甘いお菓子をピンクのリボンで結ぶ

 優しく笑う達磨を見て、結実香も笑顔になった。
 それから結実香は無事に退院して、どんな誕生会にするか、家族三人で話し合いをしていた。

「結実香ちゃん、どこか行きたいところはある?」
「うーん、三人で一緒にいられるなら、どこでもいい!」
「結真ちゃんは?」
「そうね・・・・・・あ!あそこは?」

 結真が達磨に何やら耳打ちをしている。結実香はただ首を傾げるだけだった。

「美味しいものを食べに行かない?」
「それ、何?パパ」
「楽しみは後で」
「行く!連れて行って!」

 到着した場所は過去の世界で達磨と結真がデートしたパンケーキの店だった。十年以上も経っているのに、特に変わりはなかった。
 
「どれにしよっか?」
「ママ、これは?」