甘いお菓子をピンクのリボンで結ぶ

 結実香の話をまとめると、結実香は未来から来た少女で、元の世界に戻るために結真と達磨の恋を実らせなければならない。そんな話を簡単に信じることができなかった。

「やっぱり信じてもらえないよね?」
「結実香ちゃん!?」

 結実香の姿が見えず、ただ声しか聞こえてこない。前後や左右を見渡すと、結実香の姿が見えるようになり、達磨は安堵の溜息を吐いた。

「結実香ちゃん・・・・・・」
「達磨、本当はもっと話したいことがあるけれど、時間切れみたい」
「待って!俺はまだ!」

 結実香の手を握っていると、少しずつ透けていく。それは別れが近づいている。

「また会えるからね、達磨。それまで・・・・・・ばいばい」