「大丈夫だよ」
「その言葉は飽きたの!」

 何度同じことを繰り返しても、結実香に通用することはなかった。
 達磨は結実香と向き合うように座り、結真のことを話した。

「告白しないとね!達磨!」
「告白?」
「そうよ!」

 ビシッと達磨にまっすぐと人差し指を伸ばした。

「そんな簡単に言わないでくれる?」
「簡単になんて言っていない。私は真剣に言っているのよ!」

 告白。その言葉がずっと達磨の頭の中で回転している。

「達磨は結真ちゃんが好き?」
 
 あまりにもストレートな質問に達磨は息を呑み、静かに頷いた。

「告白を断られるかもしれないから怖いの?」
「うーん・・・・・・」