水を飲んでから空になった皿を重ねて、会計を済ませに行った。
 達磨が会計している間、結真は店の前の看板をじっと見ていて、振り返った達磨がそれに気づいた。

「おいおい・・・・・・」

 あれだけ食ったのに、まだ食べることができるのか?
 どんな胃袋の持ち主なのか、知りたいような、知りたくないような気持ちになった。

「来たわね!達磨!」
「おまたせ、結真ちゃん。次に行きたいところはある?」
「うーん、そうね・・・・・・」

 結真は目を閉じて少し考えてから、にっこりと笑った。

「どこかへ買いものへ行かない?結実香ちゃんへ何か買ってあげたいから」
「何を買う予定?」
「それはこれからゆっくり決めるのよ!」