予定としてはまず

私の身体を探すのが先決だど

身体はひとつ

心は2つというより私が

身体の間借りしてるわけで

兄さんどうすればいい?

そうだなぁ

浅香の思い付いた方法を

試すのも、いいだろうね

何だか

わかって無いような

口ぶりだけど

まず事故現場に

向かうことにした

なにかピントが

残ってるかも?知れないら

そう思いつき

走り出した

バス停がやけに近い

あは!なんていうか!

走るの速い、兄さんすごーい!

朝もアソコが!

すごかったけれど

記憶と記録が兄さんと

リンクしてる!

いやー!思い出すと

恥ずかしい。

あは!こんなときでも

笑えるんだ、人間は凄い

なんて、いいながら

現場付近だ!現場はまだ!

修復工事の、真最中だ!

私の事誰か知らない?

ここで、事故に遭った少女の

双子の兄です

こんな顔見ませんでした

無駄に思えたが聞いてみた

どこからともなく、あの時の

子犬が、すりよってきた!

ほら!顔を近づけると

無邪気に顔を舐めたりしてる。