蓮のクラスに着いたとはいえ。
…全然考えてなかったけど。
このクラスに知ってる人、蓮しかいないんだ…。
蓮はちょっとギャルっぽい女子の人達と話してるし、あたしがいることに気付かない。
でも、少し蓮が戸惑ってる、気が。
蓮はああいうギャルっぽい人が苦手って行ってたもんね。
うーん、誰に蓮呼んでもらおう?
近くには、騒いでる男子達に真面目そうな女子が居るだけ。
騒いでる男子なんて話したくないし、真面目そうな女子は本を読んでいるし、話し掛けにくい。
でも、今しか話し掛ける時間ないよな…。後から来るのも面倒くさいし。
どうしよう…。
…もういいや。後で昼休みにでも来ればいいし。
そう思ったとき。
「おい…。」

