一瞬見えた、黄色のバッチ。 あれは… 先輩じゃなかった。 同学年だった。 先輩かと思ったのに……。 あー なんか、いまだに心臓がバクバクしてる。 なんでかな? これは…風邪だよね?? 恋なんかじゃないよ、きっと。 あたしは、あんな人のどこが好きなのよ。 あんな、生意気な奴……。 「にーなぁ?」 「あ、ゆいなお姉ちゃん…。」 ふり返ると、そこには可愛い可愛いあたしのゆいなお姉ちゃんが。 あたしとは、正反対だ。