「やっぱ、好きちゃうんやろ?」 「……好き、やもん」 嘘や、ホンマはまだわからへん。 でも…でも……。 「じゃあ、俺の目見て言ってや」 姫の目って…。 恐る恐る顔を上げると やっぱりいつもの姫はそこにおらへんかった。 男の人の顔…してる。 なんでなん、怖いのにめっちゃドキドキする。 心臓がうるさい。 顔が赤くなるのが分かる。 蓋をしてた気持ちが溢れてくる。 触れそうで触れない唇がじれったい。 あかん、うち、姫のこと……。