夜、暗くなった頃。
夢境と緋色は涼夜をずっと看ていた。
涼夜にまだ息がある。
それだけでもホッとした。
妖魔にあれだけ痛めつけられたのだ。
普通の人間ではもう
死んでいる程の傷である。
そういえばと夢境は
自分の手の傷口を隠した。
それを緋色は見逃さなかった。
「夢境様!隠さないで
見せてください!」
グッと夢境の腕をつかむ。
(絶対に気味悪がられる!)
そう思って見られまいと力を入れ、
見せようとしなかった。
だが、
緋色はいとも簡単に
くいっと手のひらを緋色自身の方に
向けてしまった…
さすが忍びの技だ。
緋色は目を見はる。
そこにはもう、傷がないのだ。
あんなに血が垂れていたのに…。
「これは…」
「オレは昔から傷の治りが早いんだ」
そんな事があるはず無いと
緋色は思う。
だが目の前で見たものは真実なのだ。
「う…」
涼夜は目を覚ましたようだ。
命が助かったのは奇跡だが、
治りが早すぎる。傷を見てみた。
傷が無い。痣しか残っていない。
二人ともどうしたというのだ。
「お、俺…寝てた??」
涼夜は自分が倒れた事がわかって
いない様子だった。
夢境と緋色は涼夜をずっと看ていた。
涼夜にまだ息がある。
それだけでもホッとした。
妖魔にあれだけ痛めつけられたのだ。
普通の人間ではもう
死んでいる程の傷である。
そういえばと夢境は
自分の手の傷口を隠した。
それを緋色は見逃さなかった。
「夢境様!隠さないで
見せてください!」
グッと夢境の腕をつかむ。
(絶対に気味悪がられる!)
そう思って見られまいと力を入れ、
見せようとしなかった。
だが、
緋色はいとも簡単に
くいっと手のひらを緋色自身の方に
向けてしまった…
さすが忍びの技だ。
緋色は目を見はる。
そこにはもう、傷がないのだ。
あんなに血が垂れていたのに…。
「これは…」
「オレは昔から傷の治りが早いんだ」
そんな事があるはず無いと
緋色は思う。
だが目の前で見たものは真実なのだ。
「う…」
涼夜は目を覚ましたようだ。
命が助かったのは奇跡だが、
治りが早すぎる。傷を見てみた。
傷が無い。痣しか残っていない。
二人ともどうしたというのだ。
「お、俺…寝てた??」
涼夜は自分が倒れた事がわかって
いない様子だった。
