誰もがわいわいと騒いでいる。
そんな中、クラス表をじっくり見て
私は息を飲んだ。

「綾香どしたぁ?笑」
千早の声で我に返る。
「え?!あー、寝不足でさ 笑」

まじかー!
お肌に悪いよ♡
女子力じゃあん(*^^*)

またもやきゃぴきゃぴと会話は弾む。

高3の春、爽やかな風を受けながら
何かが変わるような胸騒ぎに
私は心を踊らせていた。