「私、翔の友達で…泉っていいます!

翔からよく話聞いてて、写メも見た事あったから」

「そう、なんですか…」


別れた事は言っていないのだろうかと、
探るように話を聞いていた。


「でも、どうしてここに居るんですか?」

「翔に会いに来たんですけど…居なかったから、待ってようと思って」

「え…?」


泉は首を傾げる。


「翔なら、朝一で実家に戻るって言ってましたけど」

「え…?!」

「彼女に会いに行くんだって…あれ?

あのばか、連絡してなかったんですか?!」