大学か、バイトか。

それとも遊びに出かけているのか。

もしかしたら夏休みを利用して、
実家に戻ったかもしれない。

だとしたら入れ違いだ。

だけど、それも覚悟の内。

アパートの近くにあった公園で待つ事にした。

辺りはまだ明るい。

夕方前くらいだろうか、と思うけれど、
時計を見ると気にしてしまうから、携帯はバッグの中。

iPodの充電は満タンにしてきた。

景色を見ながら曲を垂れ流す。

翔が告白してくれたのは、
放課後の帰り道、公園だったな、と思い返しながら。



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