「…ん。だよな」
「…もうっ、だめだね、私達。まだ遠恋、始まったばっかりなのに」
「いやー、始まったばっかだから戸惑うんだろ」
不安な気持ちを押し殺して、笑って。
「…でも、会える距離だもんね」
「ん。少し時間はかかるけど。…今度はさ、俺んとこ来いよ」
「え、いいの?」
「ははっ!当たり前だろ」
その言葉が嬉しかった。
普段の翔が見れる。
「ゴールデンウィークは俺が来たから、次は夏休み。茉柚が俺んとこな」
「うん!楽しみにしてる!」
手を繋いだまま、翔の腕に抱き着いた。
目を細めて頭を撫でてくれる翔が愛しい。

