―・・・ 「話聞く限り心配はしてなかったけどさ、 楽しそうでよかったよ」 「え?」 カフェの帰り、「茉柚はいつもどんな所で遊ぶの?」と言われ、 大学周辺を散歩していた。 「バイトとか大学とか。やっぱ見えない分、心配っつーか」 「ふふ、高校の時はクラスも一緒だったしね」 「離れた事無いよな。だから尚更だな」 握られた手に、ぎゅっと力が込められた。 「…私だって…」 「ん?」 「…私だって、心配だよ?」 浮気は疑っていない。 信じているから。 不安に感じてしまう事はあるけど、それでも。