遠距離恋愛




家に荷物を置いてから、茉柚のバイト先へと出かけた。

「いつも茉柚が働いてる場所がどんな所か見てみたい」と、翔の希望で。

ランチ時の為、店内はいつも通りの賑わいだ。


「いらっしゃ…あ、茉柚ちゃん!」

「おはようございます、拓未さん。今日はお客さんで来ちゃいました」

「今日は普段程混んでないから、ゆっくりしてって!

好きな席座っていいからね~」

「はい。お疲れさまです。翔、こっち行こ」


拓未にぺこりと頭を下げた翔の腕を引き、
奥の方の席に座った。


「…なあ」

「ん?」

「これでいつも程混んでないの?」

「んー、まあピークの時間少し外れてるしね。

ちょっと落ち着いた所だと思う」

「すげえな…」