それから職員室、体育館、格技館、芸術室などかたっぱしから回っていった。




やっと終わったかな。



もういくとこなかったよね。



もう真っ暗になっちゃった。




「いいんちょー、屋上ってないの??」



屋上??あるはずだけど…




「屋上はあるけど鍵がしまってるんだよ。だから誰も入れない。ちょっと憧れてたなー、屋上で大の字にねっ転がってサボること。」




誰もが憧れる屋上でのさぼり、ちょっと経験してみたかったなってのがあるんだよね。



気持ちいいんだろーな。



「意外に悪い子じゃん。
そうゆうこと思わないんかと思ってた。」