ギターを掻き鳴らしている指が私の体に触れる。 二人の声にならない声がモノクロな部屋の楽譜と便箋にト音記号のように浮かんでは渦巻く。途切れる事なく繋がり渦巻く。 ふやふや蕩けてしまいそう。 ギターを愛する手で私の身体の神秘の弦も細部まで弾かれ愛されていく……。 あなたの魅力は透き通るような歌声とその指先。