着いたのは、裏通りの雑居ビルの一室、という怪しい場所ではなく、ちゃんとしたスタジオだった。 私はティーンズ向けの某雑誌の読者モデルとして撮影に応じた。 今まで一度も着た事のない可愛い服や季節を先取りした服を身に纏い、髪も艶々にしてもらって、カメラのフラッシュを浴びた。 フラッシュを浴びる度に妹に近づいていく……。 ぎこちなかったポーズも決まるようになり、自然に笑えるようになった。 撮り終える頃には両親に愛される妹になれた気がした。