───夜七時。セットの部屋で待っていると瞬也さんが現れて私の隣に座りました。 直視できません。微かな体温を感じるだけで夢のよう。 それは、どきどき、ふわふわ。 でも目の前にある小さなカメラが視界に入った瞬間、とてつもない寂しさが訪れたのです。 瞬也さんにとってこれはただの仕事。私の事が好きとか嫌いとかそんなの関係ないのです。名前すら知らないかもしれません。 ドラマの宣伝のための企画。数分一緒にいて適当に話せばそれでいい。 涙が零れそうになりました。