「なにやってんの?」
「ひいっ!」
突然後ろから話しかけられて、変な声が出てしまった。
恥ずかしいっ・・・
でもそれより、後ろの人怒ってる気がして怖い。
「なにやってんのか聞いてんだけど?」
「えっと、その・・・この部屋の人に用があって・・・・・・」
「ふーん」
と自分で聞いたくせに興味なさそうに返すと、声をかけてきた人はあたしの隣までやって来た。
あたしはそっと隣を見る。
その人は予想外に大きくて、少し見上げなければ顔が見えなかった。
恐る恐る顔を見上げると、相手もこっちを見てて驚いてしまった。

