「うわぁぁ・・・!」 おかしな自問自答を繰り返して、 とうとうパニックになって頭を抱えた。 あたしは今日、とんでもないものを拾ってしまったのだ。 左手に光る、黒々しい物体。 それはそこまで大きくはなく、あたしの手の中におさまっている。 けど、それから放たれる威圧感は半端ではない。 あたしが持つことさえ失礼に感じる。