「ちがうんだ。じゃあ何しに来たの?」
言いたいので顎を離してくだしゃい・・・。
とも言える空気ではない。
「ひっ比津山く・・・ん、おと・・・・・・っ」
比津山くんの落とし物を届けにって言いたいけど、なぜかうまく言えない!
「あー、大雅(タイガ)に用か」
つ、通じた!?
よかったぁ
この人比津山くんの友達、かな?
この人に頼んで届けてくれるかも!
あたしは手に持っていたカードをみせようと、腕を持ち上げかけた。
すると突然顎から手を離した彼は、勢いよくドアを開けた。
――ガラッ――
え・・・?
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